九電のプルサーマル発電、玄海町が17日にも同意…佐賀

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yomiuri-Online 2月13日→cache

 九州電力佐賀県玄海町玄海原子力発電所3号機で計画しているプルサーマル発電について、安全協定に基づいて九電から事前了解(同意)を求められている玄海町の町議会は13日、原子力対策特別委員会を開いて、「推進の方向で特別委の委員長報告を作成する」ことで合意した。

 寺田司町長は17日にも臨時議会を招集、提出される意見書の可決を受けて同意を表明し、来週初めにも古川康知事へ報告するとみられる。

 この日、特別委では、古川知事が7日に発表した「安全性は確保される」とする見解について県側から説明を受けた。

 推進の方向になったのは〈1〉過去の勉強会で一定の理解ができた〈2〉玄海原発が稼働して約30年間、大きな事故がない〈3〉知事が安全確認を表明した――などが理由。

 また、原発立地に伴う国からの交付金や固定資産税などで地域振興策などを図ることができるとして、同意の方針を決めたとみられる。

 寺田町長は昨年12月議会の一般質問で、大前提としていた安全性について「国が審査して許可したことに何ら問題ないという話だった」と答え、「住民の代表である特別委の議論を見守りたい」としていた。